

2025.11.19
田中会計のこと

田中経営会計事務所(以下、田中会計)に、ニューフェイスが2人やってきた!
ということで、田中慎さんを交えて早速インタビューを実施しました。
前編はこちらから
後編となる今回は、4月から田中会計で働いている、富川さん(以下おとみさん)に話を聞いていきます。
おとみさんは、前職は福岡で法人営業の仕事をしていました。大学院への入学を機に、今年の春に神戸へ移住し田中会計で働き始めました。
社会人大学院生として精力的に活動している彼女ですが、なんと子供2人を育てる母親でもあります。いつでも明るく元気なおとみさんの、「これまで」と「これから」のキャリアや仕事への取り組み方に迫りました。
ー はじめに、自己紹介をお願いします!
おとみ:生まれが奈良県で、大学まで関西に住んでいました。新卒入社した会社で東京で3年間働き、結婚のタイミングで福岡へ転勤して6年間働きました。そして大学院への入学を機に、今年の4月に神戸へやってきました。
ー 前職は、どんな仕事をされていたのですか?
おとみ:ガス会社で地域の中小企業に法人営業をしていました。会社が調達してきたガスを小売店や卸売店に対して販売するという仕事です。福岡にいる時は、産休・育休を挟みながら働いていたのですが、色んなメンバーが仕事をサポートしてくれていたお陰で、何とか育児と仕事が両立できていました。
あっ、わたし田中会計に入るまで、ずっと営業しかしていないんです。
田中:営業からなんで経理に変わろうと思ったん?
おとみ:営業をやりながら事務の仕事もやってたんです。支店の損益を見る業務があって、そこで「会計の仕事って面白いな」と思いました。また育休中に「何か勉強したい」と思い、簿記2級の勉強を始めてみたらすごく楽しかったんです。それをきっかけに会計の道を極めてみたいと思うようになりました。
その後は、簿記1級の勉強をしていたのですが、途中で税理士試験の勉強の方が向いているように感じ、税理士に興味を持ち始めて今ここに至ります。
ー 最終的に税理士を目指しているんですね!
おとみ:そうです。税理士になりたいです!
前職で経営相談に乗ることもありましたが、お客さんは私たちとは別で税理士さんがいるので、「最後は税理士さんと相談しますね」というのが多かったんです。「税理士って営業と違う立場で中小企業の支援をしてるんやな」って結構印象的でした。会計の知識を強みに持ちながらお客さんのサポートができたら、より面白そうだと思ったんです。
また大学院には、卒業することで税理士の資格の一部が免除になる制度があるので入学をしました。今は、税法関係の訴訟問題や税金の概念などの勉強をしています。
ー 田中会計はどうやって見つけたんですか?
おとみ:福岡にいる時に会計人材向けの仕事を探し始めたんですが、その時には関西の大学院に進むことが決まっていました。「大学院に行きながら、且つ子育てしながらって、働き口が中々見つからなさそうやな」と思っていたところに、ちょうど田中会計を見つけたんです!
「ここの会社だったら大学院行きながら、子育てしながらでも雇ってくれそうやな。自分の後押しをしてくれそうやな。」って思いました。だからここしか応募してなくて……
田中:ほんまに?1社目で決めたん?
おとみ:そうです、1社目です!面接の時も慎さんに「ここで決めてええんか」って念押しされたんですが、「いや、ここしかないな」って思ってました。
田中:おとみのことは、面接の時から元気やなと思っててんけど、実際うちに入ってからもやっぱり元気やなと思ってんねん。入ってみて今どんな感じ?
おとみ:楽しくさせていただいてます!会計事務所での仕事は初めてですが、やっていくうちに、少しずつ業務の解像度が上がってきた気がしますね。ただ、まだ理解が追いついていないところが多いので、今から頑張ります。
田中:おとみは、教えたことをマニュアル化してくれるのが助かってる!それも、他のみんなも理解しやすいように整えてくれてるし。あと、「ここ変えていいですか」って提案して、どんどん改善してくれるのが有難い。
おとみ:すぐ忘れちゃうので、マニュアルを作るようにしています。前職でも、Excelを使って効率化するのが凄く好きやったんで、田中会計でも積極的にやっていきたいですね。
田中:仕事に貪欲な感じがしてええな。でも、大学院もやっぱり忙しいんかな?
おとみ:そうですね、大学院の勉強に追われているので、いかに仕事を時間内で終わらせられるか必死です(笑)でも、皆さんにサポートしていただいてるので、なんとかやれてます。来年は修論も始まるんですが、どれだけ忙しいのか分からなくて怖いですね……
田中:実務は自分のペースでやりたいことやってくれたらいいで。それにおとみは、うちの遠足担当に任命してるからな。
おとみ:遠足担当、頑張ります!国内外問わず何でも言ってください!
田中:海外はたくさん行ってんの?
おとみ:海外大好きです!20カ国くらい行ったことがあります。基本誰かと一緒で、1、2回だけ1人旅をしたりっていう感じですね。「子供がいない若いうちじゃないと海外旅行は気軽に行けへんやろうな」って思ってたので、めっちゃ行きまくりました。特に、キューバとウズベキスタンには、また行きたいと思ってます。
田中:めっちゃ行動的でええな!今度の田中会計の万博遠足もおとみに企画任せてるし楽しみやわ。
田中:おとみはプライベートと仕事の位置づけはどうなってんの?プライベートはプライベート、仕事は仕事みたいな感じではない気はするねんけど。
おとみ:プライベートの時間でも仕事のことは片隅にありますね。今の仕事は自分の興味と重なっているので、「会計のあの処理合ってたかな」とか素朴な疑問は気になってプライベートでも考えてることが多いかもしれないです。授業で聞く話ともリンクしていますし。
田中:探求心があるねんな。あと、でんでんが仕事に悩んでるから、おとみがこれまでどうやって自分の仕事を決めてきたのか聞かせてくれん?
おとみ:私は法人営業やって、事務やって、勉強してとか、これまで沢山のきっかけがあって「今、自分はこれをやりたい」っていうのがしっかり固まった感じです。私もでんでんみたいに何がしたいか悩んでた時期はありましたが、自分で色々と経験してみて選択肢をいっぱい増やしていくことで、自分が「楽しい」と感じられるものが見つかると思ってます。
また、大学院に行ってみて気付いたことですが……大学院は、年齢層がすごく幅広いんです。大学を卒業してすぐ入った人や、色んなところで働いた上で、やっぱり税理士になりたいと思って40歳半ばで入る人もいて。そういう人たちを見てると、40代とかになっても「自分がやりたいと思った方へ転換できるんや」って思いました。
だから、今の私は会計の道に進みたいけど、その先で別の興味が出てきたらキャリアチェンジもあるかなって。それに会計の知識はビジネスのベースになるから、会計に関してはどれだけ勉強しても無駄にならないと思ってます。
田中:さっちゃん(武田)やくま(熊倉)もそうやもんな。さっちゃんは会計に加えて、情報やデータとか自分の興味のある分野にも進んでるし。くまは中小企業診断士で、会計の上に乗せていくみたいな感じやから、みんな好きなことやったらええんちゃうん。
もちろん税を突き詰めていくのも一つやと思うし。会計のところはみんな共通のレベルがあって、そこからみんな自由にやるみたいな感じがいいかなって思ってる。
ー 最後に、田中会計1年目の目標を教えてください。
おとみ:会計や税務周りの日常的な作業から決算書の作成まで色々と勉強させてもらっていますが、会計の全体的な流れをこの1年で身に付けたいです。あとは、私が大学院で勉強しながら働かせてもらっている状況なので、大学院で学んだ知識を皆さんに還元する機会を作りたいなと思っています。
田中:やろう、いつやる?
おとみ:そうですね、租税の概念みたいなものは普段の実務であまり関係のないところやと思うので、実務に関わる部分で、実は裏ではこういう議論があったみたいな、小ネタ程度の話ができたら面白いなと思ってます。
田中:いいやんか。俺がやっても多分みんな寝るからさ(笑)おとみやったら聞こうかなってなるやん。
おとみ:いや、面白くないテーマが悪いんです(笑)みんなが落ち着いたタイミングで「おとみの特別講義」を開催したいと思います!
おとみさんはウズラ(鳥)が大好き。実家で飼っているそうで、田中会計の名刺にもウズラが描かれています。
ぜひ、おとみさんと会った際は名刺交換をしてみてくださいね!
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大学院に通いながら、子育てをしながら、田中会計で働いているおとみさん。
バイタリティに溢れ、周りを明るく照らしてくれる太陽のような存在です。彼女の笑顔を見ていると「自分もできるかも」「ちょっとやってみよう」と勇気を貰えます。
また、インタビューの時間外に、でんでんから人生相談を受けたおとみさんが「パッションが大事」と力説していました。その熱さ、最高ですね!
前後編で田中会計の新しい仲間たちを紹介しましたが、いかがでしたか?
2人に話を聞きながら、他のメンバーのことも思い出し、面白い人達に恵まれている環境だと改めて実感しました。
新しい仲間と共に、顧問先の皆さまへより良いサポートをして参りますので、今後ともよろしくお願いいたします!
文・写真:中澤 碧
2025.11.19