

2025.12.26
freee
個人事業主として開業するとき、意外と迷いやすいのが銀行口座をどう使い分けるかという問題。「プライベートと事業用をまとめて管理しても大丈夫?」「どの銀行が使いやすい?」
特にクラウド会計ソフトを使う場合、口座の選び方ひとつで“日々の経理のしやすさ”が大きく変わります。
今回は開業時の口座管理で必ず知っておきたいポイントと口座の選び方について、税理士でfreee認定アドバイザーの田中慎先生にわかりやすく解説していただきました!
結論から言うと、事業用とプライベート用の口座は、最初からしっかり分けておくべき。
ひとつの口座にすべての入出金をまとめてしまうと、日々の支出が混在し、会計管理が急に難しくなります。
特に、クラウド会計ソフトは銀行やクレジットカードと連携して明細を自動で取り込むため、プライベート利用が混ざっているとひとつひとつ「これは経費?私用?」と仕訳が発生します。
そのため、税理士へ依頼するときにも「これは何の支払いですか?」と確認作業が必要になり、作業時間もコストも増えてしまいます。
事業用口座は“個人口座”で問題ありません。大切なのは、「これは事業用として使う」と自分の中でルール化すること。
最初から口座を分けておくことで、freee連携もスムーズになり、後々の負担をぐっと減らすことができます。
では、実際にどんな銀行を選べばよいのでしょうか。
田中先生は、ネット銀行を1つ持っておくことを強くおすすめしています。
と、開業直後から会計の管理がはじめやすくメリットが多いからです。
GMOあおぞネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行など
実は、ネット銀行の中でも「振替納税(税金の自動引き落とし)」に対応している銀行が少ないのが現状。
確定申告後の税金は本来、
といった手順になっていますが、GMOあおぞらネット銀行では振替納税に設定しておくと申告後に自動で引き落としをしてくれます。
なので、「気づいたら納税期限が過ぎていた…!」というミスを防ぐことができます。
そのため振替納税に対応しているため「GMOあおぞらネット銀行」が、開業時の口座として非常におすすめです。
法人を立ち上げた場合、銀行口座の開設は個人事業よりもやや難しくなります。近年は審査が厳しくなっていることもあり、創業したばかりの法人だとすぐに口座が作れないケースもあります。
まずは開設しやすいネット銀行から始める方法がおすすめです。ネット銀行であれば手続きもスムーズで、開業初期でも使い始めやすいのがメリットです。
事業が進んできた段階で、必要に応じて信用金庫などの“リアルな銀行口座”を追加する形にすれば、管理もしやすく、無理のない運用ができます。
口座の持ち方ひとつで、開業後の経理のしやすさは大きく変わります。最初に環境を整えておくだけで、日々の負担がぐっと軽くなりますので、迷うときは専門家に相談しながら進めてみてください。
2025.12.26