2025.07.31
税務会計
こんにちは、税理士の田中です。
うちの事務所では顧問先が外注費を支払う際に、源泉徴収が必要な報酬について確認をして源泉所得税の納付手続きをしています。
たとえばフリーランスに対するデザイン料や講演料などはよく発生することがあります。
このとき、通常は税抜の報酬額に対して10.21%をかけて源泉徴収税額を計算します。
しかし、数ヶ月に渡るプロジェクトに関する報酬などの場合、時折1回の支払い額が100万円を超えるときがあります。
実は、この報酬に関する源泉徴収は1回の支払い額が100万円を超える場合、100万円以下の部分には10.21%。100万円を超える部分には20.42%と二段階に分かれた税率を適用することになります。
めったに100万円を超える報酬はないかもしれませんが、時々私たちも見かけるのでそのときに間違えないようにすることは大事。
税率も高いので税務調査で発覚すると大変ですね。ぜひ頭の片隅に置いておきましょう。
2025.07.31