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税理士 / 中小企業診断士 / イノベーション・コーディネーターとして働く中で田中慎が考えたこと・感じたこと税理士 / 中小企業診断士 / イノベーション・コーディネーターとして働く中で田中慎が考えたこと・感じたこと

2016.11.21

経営

障害者と健常者が「ただのクライマー」としてつながる場

naniwamonkey

友人がWEBマガジンのgreenz.jpに寄稿した記事がとても良かったのでシェアします。

世界チャンピオンのクライマーが仕掛け人! 先入観を破壊し、障害者と健常者が自然と仲間になれる”交流型”クライミングイベントとは?

障害者と健常者が一緒にクライミングを楽しむ「交流型クライミングイベント」を開催しているNPO法人モンキーマジックの紹介。

そのメッセージは障害者に気を使いすぎて意図せず傷つけてしまっていないか?ということです。

障害者と関わる経験があまりない場合、障害者に対する先入観を持ってしまうことがあります。障害を理由とする差別が行われる場合、なんと65%以上は無意識に行われているといいデータもあります(内閣府「21年度障害を理由とする差別等に関する意識調査」より)。

モンキーマジック代表の小林幸一郎さんはパラクライミング視覚障害者B1(全盲)クラス世界チャンピオン。

そもそものスタートは視覚障害者の一言。

「スクール以外にも、もっと気軽にクライミングを楽しみたいが、サポートしてくれる仲間やボランティアがいない」

視覚障害者がクライミングを楽しむためには、クライミングジムまでの道のりやクライミングジム内でのサポートなどが必要です。しかし、そのサポーターを自分で手配するとなると手間もお金も余計にかかってします。

たしかにクライミングイベントに参加しようと思っても、その道のりのサポートを必要とする場合、ひとつのハードルになってしまいますね。

知り合い同士で誘い合い、クライミングジムにでかける。
そこからスタートしたイベント。

今では毎回キャンセル待ちになる大人気イベントだそうで、他の地方でも同様のイベントが開催されるようになりました。

そして、一貫したメッセージは、

ここでは、主役は障害者ではありません。障害者には「ここではチヤホヤされませんよ」、健常者には「ここでは気をつかいすぎないでね」と何度もお伝えしています。

そもそも障害者が参加するスポーツイベントって、障害者が主役になっていることが多いよね。悪く言えば障害者は気をつかわれて、受身でもサポートしてもらえる。そういうイベントに慣れている人は、障害者であっても健常者であっても「交流型クライミングイベント」から離れていく。

でもそれは仕方ないこと。だって、ここでは全員が同じ「ただのクライマー」だから。

ぜひこちらの記事をご覧くださいね!

世界チャンピオンのクライマーが仕掛け人! 先入観を破壊し、障害者と健常者が自然と仲間になれる”交流型”クライミングイベントとは?

2016.11.21